買収で資産運用ビジネスを強化
三菱UFJ信託銀行株式会社は4月10日、三菱商事アセットマネジメント株式会社(以下、MCAM)の株式の100%持分取得を目的に、MCAMの株主である三菱商事株式会社と株式譲渡契約を締結したと発表しました。
取得時期は、2020年6月頃の予定としています。

オルタナティブ領域に特化した商品を提供するMCAM
MCAMでは、外部マネージャーが運用する商品を、年金や法人等の本邦機関投資家向けに提供しています。
扱う商品は、競争力のあるオルタナティブ領域(プライベートエクイティ、インフラ、不動産、ヘッジファンド等)に特化したものです。
オルタナティブ領域の強化を図る三菱UFJ信託銀行
また、三菱UFJ信託銀行では、親会社の三菱UFJフィナンシャル・グループが掲げる2018年からの中期経営計画に添い、資産運用ビジネスの強化に取り組んでいます。
しかし資産運用ビジネスでは、先進国の低金利の長期化により、株式や債券による投資成果を見込むことが難しくなっています。そこで、オルタナティブ領域の商品提供力の強化・向上を図り、MCAMの株式を取得することとしたものです。
なお、MCAMの株式取得完了後の新社名は、三菱UFJオルタナティブインベストメンツ株式会社の予定としています。
(画像は三菱UFJ信託銀行 ホームページより)
▼外部リンク
三菱UFJ信託銀行 ニュースリリース
https://www.tr.mufg.jp/pdf_mutb/200410_2.pdf