2018年の合弁会社設立から子会社化へ
化学品専門商社の長瀬産業は2月6日、米Interfacial Consultants LLC(以下、「IFC」)を、子会社化すると発表しました。
IFC社は樹脂などの分野において革新的な技術プラットフォームを有しているのが特徴で、顧客ニーズに合わせた製品・技術の開発などを手掛けています。アイデアの製品化から量産可能な製造プロセスの開発まで、新製品をスピーディに市場に送り出すことを強みとしている企業です。
今回の買収は、長瀬産業の100%子会社である100%子会社のNagase Holdings America Corporationが、IFC社の持分のうち75%を取得して行われます。
またNagase America LLCとIFC社は、2018年に合弁会社Infinite Material Solutions LLSを設立しており、IFC社の特許技術による3Dプリンター向け水溶性サポート材「AquaSys」を取り扱っています。

米州を注力地域としてグローバル化の加速を目指す
今回の買収により、IFC社の技術や優れた製品開発能力を取り込み、高機能・高付加価値製品の開発を通じて新事業を創出するとともに、グループのネットワークを通じて市場拡大を目指すとのことです。
IFC社は、米国ウィスコンシン州に本社を置き、2014年に設立されました。代表者は、Jeff Cernohous。現在の従業員数は、約60名です。
長瀬産業はIFC社の買収について、
米州を注力地域として海外における売上の拡大・グループプレゼンスを高めます
(プレスリリースより)
と述べています。
(画像は写真ACより)
▼外部リンク
長瀬産業株式会社のプレスリリース
https://www.nagase.co.jp/assetfiles/news/20200206-1.pdf