企業価値評価とは?基礎知識とそのメリットを徹底解説。

企業価値評価とは?基礎知識とそのメリットを徹底解説。

M&Aの基礎知識

企業価値評価とは?評価額の算出方法とバリュエーションを高めるメリットを徹底解説。

 

「企業価値について、基礎から知りたい。」

「これから企業を成長させるためにも、企業の価値を客観的にみたい。」

 

このように考えている、経営者の方は多いでしょう。

個人でも会社が多く設立されるここ数年の動きから、いまの自分の企業価値を客観的に知ることはとても大切です。

 

そして経営者にとってこの知識は、これからの社会に適応し安定した経営を保つためにも必要不可欠なものです。

現状の価値を知り、さらなる企業の成長へと繋げましょう。

 

今回は、基礎知識からその算出方法や活用法まで、詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

 

企業価値における基礎知識

企業価値」とは、その文字の通り企業の価値を客観的に評価した数値のことをいいます。

主に金額を指標とすることが多いですが、その算出方法はさまざまです。

 

現在、東京オリンピックなどを控え、急速に進むグローバル化により、日本における企業が位置する環境は常に不安定だと言えます。

 

その中で会社を存続させるためにも、企業価値の評価を視野に入れた戦略が必要です。

 

企業の現状を知ることは、これからの成長や事業拡大には必要不可欠です。

正確に把握し、その評価に見合った対策や課題を見つけ時代に対応していくことがとても重要なのです。

 

また、企業の魅力がわかりやすく評価されることにより、その価値に応じて事業が円滑に進められるようなります。

 

企業を評価する3つの方法

企業を評価する場合、それぞれの需要や目的に合わせて3つの評価方法を使い分けます。

 

  1. インカムアプローチ
  2. コストアプローチ
  3. マーケットアプローチ

 

インカムアプローチ

インカムアプローチ」は、その企業の将来性を重視して価値をつける評価方法です。

今後、見込まれる収益や期待値がそのまま企業の価値となります。

 

M&Aや金融機関の融資判定の際に役に立ち、よく活用される方法です。

しかしその一方で、インカムアプローチは信頼性に欠ける部分があります。

 

なぜなら、その企業の将来性は予測に過ぎないからです。

主観的に評価を行ってしまっては、現実味のない過大評価になりかねません。

 

インカムアプローチを行う際には第三者を立てて、客観的に進めていくことが大切です。

 

コストアプローチ

コストアプローチ」は、企業が持つ純資産をもとに価値を評価する方法です。

ネットアセット・アプローチと呼ばれることもあります。

 

インカムアプローチはその企業の将来性を重視した評価方法でしたが、コストアプローチは過去〜現在の間に積み重ねてきた実績を重視します。

 

現在の事実を評価するものとして、その信頼性はとても高く、徹底的に客観視された評価となります。

 

今後、経営を継続しない or 承継しない企業が清算をする際にもっとも役立つ評価材料と言えるでしょう。

 

反対に言えば、これからM&Aや融資を受けることを考えていたり、事業を拡大したと検討している企業にはあまり向いている方法ではありません。

 

また、コストアプローチは賃借対照表があれば簡単に作成することができます。

他の方法よりも比較的簡単に企業評価を得ることができる点は、コストアプローチの大きなメリットです。

 

インカムアプローチ・コストアプローチは別の記事でさらに詳しく解説していますので参考にしてみてください。

 

関連記事:[コストアプローチ・インカムアプローチ]企業価値を評価する「時価純資産法」とは?DCF法との違いまで分かりやすく解説。

 

マーケットアプローチ

マーケットアプローチ」とは、同業他社との比較で算出される評価方法です。

上場企業であれば株価、そうでない場合は上場済みの同業者を比較対象とします。

 

この評価方法は、比較対象(=競合他社、市場)が見つかれば、より質が高く正確な評価を算出することが可能です。

そのため、過去に実績がない企業でも評価を受けることができます。

 

そしてその企業が、これから競合の中で成長できると見込まれた場合に価値が高くなります。

見込まれた価値とはつまり、期待値です。

 

将来性も加味しているので、M&Aなどにも活用できます。

 

企業価値評価を算出するメリット

企業価値を評価する目的とはなんなのでしょうか。

この項目では、企業価値を高め、それを評価することで得られる3つのメリットについて解説していきます。

 

  1. M&Aの場面で有利な条件で交渉を進めることができる
  2. 信頼を可視化することで、融資を受けやすい企業となる
  3. 企業の株の価値が上がる

 

M&Aの場面で有利な条件で交渉を進めることができる

先ほどの項目でも何度か出てきましたが、ここでより詳しく解説します。

 

M&Aとは、Mergers(合併)&Acquisitions(買収)の頭文字を合わせたものです。

文字通り、会社を1つの企業に統合したり、買収したりすることを言います。

 

売り手としてM&Aを行う場合、主に今後の安定した経営や事業存続、資金を調達することを目的としています。

買手として行う場合は、事業拡大を目的とする場合がほとんどです。

 

この時、高い企業価値を1つの交渉材料として明示することにより、その交渉はスムーズに進み、かつ好条件で話を運ぶことができます。

 

もしM&Aが行われた場合には、資本金が増え安定した経営を持続することにも繋がると同時に、年齢などの現実問題から、事業継承をすることも可能になります。

 

ここ近年でM&Aを行う企業は増加し、その経営者の年齢層も幅広くなっています。

積極的に企業価値を高め、数多くある企業に埋もれてしまわぬようM&Aを実行することはひとつの有効な経営戦略です。

 

関連記事:

 

信頼を可視化することで、融資を受けやすい企業となる

現在の金融機関は、現状の価値だけでなく、その企業の将来性も加味した上で融資するかどうかやその金額を決定します。

この場合、企業価値の評価は「インカムアプローチ」で行われます。

 

インカムアプローチの特徴は将来性があるかどうかを評価します。

これは、金融機関の融資判定にそのまま直結します。

 

つまり、安定した企業の経営とその信頼を可視化することで、金融機関はその企業を安心して融資できる対象とみなすというわけです。

 

今後、安定した経営を目指すために、まだ日が浅い企業もインカムアプローチを行い、これからのキッシュフローを明確にしておくのも良いでしょう。

 

企業の株の価値が上がる

自身の企業の価値がわかりやすい状態で資本家たちの目に止まれば、株を買いたいと考える株主は必然的に増えるでしょう。

さらに、過去の実績や将来性のある企業だということが分かればそれはなおさらです。

 

さまざまな面からの評価を高めることで、株価は上昇するのです。

 

まとめ

今回は、企業評価の基礎知識とそのメリットについて解説しました。

近年の不安定な企業環境を打破していくには、企業価値を正当に評価し戦略のひとつとすることが非常に大切です。

 

企業の業種や収益をあげる仕組みなどをしっかりと認識した上で、適切に評価できる企業の評価方法を選びましょう。

最近では、企業価値の評価を専門とする会社やサービスも多くあります。

 

第三者の目から信頼性のある評価を算出するためにも、依頼してみるのも選択肢として考えても良いでしょう。

 

関連記事:

 

以上

 

関連:M&Aとは?4つの種類と手続き・費用といった基礎的な事項をわかりやすく解説。

 

 

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