Kudanが買収に向けた株式取得へ
Kudan株式会社は2月5日、米国カリフォルニア州のArtisense社買収に向け、一部株式取得を完了したと発表。Simultaneous Localisation and Mapping(SLAM)産業の加速を目的に、共同開発及びプロジェクトの検討を開始しています。

2社の技術を補完的に融合
SLAMは、様々な機械・コンピュータが空間や位置を認識し、自律制御ナビゲーションやバーチャル体験などを提供するコア技術。
Kudanは、カメラを用いたindirect visual SLAMや、LiDAR SLAMを商用レベルで実用化し、Artisense社は、自律走行車両や飛行機器のためのvisual-inertialナビゲーションシステムを開発・提供しています。
SLAM関連技術の成長を促進させるため、Kudanは世界的なコンピュータビジョン・人工知能の研究チームがバックアップするArtisense社の一部株式を取得。
これによりLiDARとカメラのセンサ統合、アルゴリズム統合、SLAMと深層学習の融合などを実現し、応用製品の知能化を前進させるロバスト性・精度・速度に優れた高性能なソフトウェアの共同開発に取り組むことになります。
事業レベルで共同構築
また両社は、それぞれの持つグローバルネットワークや販売チャネルなどを活用し、オペレーションレベルでの事業構築を行っていく予定です。技術・財政の両面から協力することで、SLAM技術を加速させるのが狙いです。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Kudan株式会社のプレスリリース(Dream News)
https://www.dreamnews.jp/press/0000209677/