徳島共和薬品への投資実行
SBIホールディングス子会社のSBI地域事業承継投資は3月19日、同社が運営する事業承継ファンドの第1号投資案件として、調剤薬局を運営する株式会社徳島共和薬品への投資を実行したと発表しました。
今後は徳島共和薬品が核となって、事業承継問題を抱える全国の中堅・中小調剤薬局の事業を引き継いで束ね、発展させていくとしています。

また、事業承継問題を抱える中小調剤薬局の発掘にあたっては、地域金融機関やM&AプラットフォームのTRANBI社等から紹介を受けるとのことです。
調剤薬局業界 事業承継問題が深刻化
調剤薬局業界では、医薬分業が推進された2000年ごろに多くの会社が開業しました。そのためオーナーの高齢化で後継者問題を抱えているところが多いと言われています。
また、厚生労働省の方針では、全薬局を2025年までに「かかりつけ薬剤師・薬局」にするとしているため、薬剤師の確保も課題となり、事業承継問題がさらに深刻化しています。
このような調剤薬局業界特有の背景により、今回の投資は、調剤薬局の経営指導や薬剤師派遣などを行ってきた一般社団法人調剤薬局運営研究会と業務提携して実行されました。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
SBI地域事業承継投資 ニュースリリース
http://www.sbigroup.co.jp/news/pdf/group/2020/0319_b.pdf